2018年3月に新婚旅行でイタリアの三都市(ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ)を巡ってきました。
福岡を出発してますはヴェネツィア、その次に訪れたのがルネッサンスの発祥地フィレンツェです。
フィレンツェの中央駅である「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」からおりると、そこには美しい街並みが広がっていました…!
⇒アリタリア航空でローマへ!機内食&乗り心地まとめ【2018】
このページの目次
- フィレンツェでやってみた10のことを、ブログにまとめてみた
- ①フィレンツェを一望できる!ドゥオモのクーポラにのぼってみた
- ②フィレンツェで探したい「メディチ家の紋章」
- ③何度も通いたくなる!フィレンツェの中央市場
- ④オーディオガイドが頼りになる!ウフィッツィ美術館は事前予約が正解
- ⑤「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」で石鹸の香りにうっとり
- フィレンツェで革製品を買いたい!人気の2店に行ってみた
- ⑥日本語対応もしてくれる!Francesco Lionetti(フランチェスコ・リオネッティ)
- ⑧イブランドのジュエリーが並ぶ!ヴェッキオ橋
- ⑨5つ星ホテル「ウェスティン・エクセルシオール・フィレンツェ」でアピリティーボ
- ⑩フィレンツェで火曜日に開催!「カッシーネの朝市」に行ってみた
- ドゥオモ、アピリティーボ、中央市場…フィレンツェを満喫した3日間
フィレンツェでやってみた10のことを、ブログにまとめてみた

初めてフィレンツェを訪れたわたしたちは、ガイドブックやネットの口コミで人気だったテッパンの観光スポットを中心にまわりました。
2泊3日の間でしたが、長年の夢だったドゥオモにのぼること、革製品のショッピング、おつまみ食べ放題のアピリティーボ…など充実した時間を楽しめましたよ!
①フィレンツェを一望できる!ドゥオモのクーポラにのぼってみた

フィレンツェの街でひと際目を引くのが、巨大なドゥオモです。
かつてフィレンツェが共和国だった時代に宗教の中心だった大聖堂で、映画「冷静と情熱のあいだ」でも有名になりましたよね。
フィレンツェは通りに沿ってアパートメントが立っていて見通しが悪いため、街を歩いているといきなりドゥオモが見えてきてその大きさと迫力に驚かされます!

白、ピンク、グリーンの大理石で飾られており、近くで見てみると装飾の一つひとつまで美しい…。
ドーム型の屋根のクーポラにはのぼることができるので、わたしたちは10時にのぼれるよう日本でネット予約をしていきました。
※この予約チケットはドゥオモのほか「ジェットの鐘楼」や大聖堂前にある洗礼堂にも入ることができるものでした
9時半くらいに行ってみると、すでに大聖堂に入る行列とクーポラにのぼる行列がふたつ。
どちらに並ぶべきか迷っていたら係員が話しかけてくれ、事前予約の予約券を見せると「こっちの列に10分前にきてね!」と教えてくれました。

予約していた10時になると、大聖堂の中に入れてくれます。

セキュリティチェックを受けてから、せまい階段を昇っていきます。

階段はらせん状になっていて、屋上までは合計で463段あるそう…!

クーポラの内側にはヴァザーリと弟子による「最後の審判」を描いたフラスコ画が。
間近で見ることができ、美しい色使いに見とれました。

大聖堂の中を見下ろすと、高い…!これを中世の時代に作ったなんてすごすぎます。

そして屋上に到着。
屋上までのぼりきれるかな…とちょっと不安でしたが、途中休憩スペースなどもあり、無理なくのぼれました。
屋上からはフィレンツェの街を一望でき、右には「ジェットの鐘楼」もみえます。
ジェットの鐘楼にも人がのぼっていて、クーポラから皆で手を振って呼びかけると返事をしてくれました。
高いところに登るとテンションが上がるのは人類みんな同じですね!

このように、フィレンツェの建物の屋根は一様に赤っぽいレンガ色をしています。
フィレンツェ市によって色を制限されていて、パラボラアンテナなども屋根と同じ色にしないといけないそう!
大変ですけど、そのおかげでこの景観が保てているんですね。
このオレンジ色の屋根は下の道路側からはほぼ見えないのですが、上から見たときの景観を整える、という発想はおもしろいですよね。
②フィレンツェで探したい「メディチ家の紋章」
フィレンツェといえばルネッサンスの街。
そのルネッサンスを支えたのが、銀行業で財を成した「メディチ家」です。
メディチ家は出資した建物などにメディチ家の紋章を残しているということで探してみると…たくさんある!

このドアの上にある6つのマルが「メディチ家の紋章」。
フィレンツェにはそのメディチ家の紋章がついた建物がたくさんあり、主要な建物にはほとんど紋章がついていました。
メディチ家すごい…!

そんなメディチ家がパトロンとなった建物のなかで、一族のお墓でもある「メディチ家礼拝堂」は荘厳な雰囲気。

予約なしでも少し並べば入ることができ、チケット(1人4.5ユーロ)も建物の中で買えました。
広くはありませんが内装はとても美しく、いるだけですっと心が落ち着くような不思議な空間でしたよ。
③何度も通いたくなる!フィレンツェの中央市場

フィレンツェの中央駅である「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」から徒歩5分ほどのところに中央市場はあります。
2014年に近代的できれいな市場として改装されたそうで、主に1階は市場、2階はフードコートになっており、1階の市場ではお肉や野菜、チーズやお土産ものも売ってありました。

こちらのお土産店では日本人の店員さんが2人いて、商品説明をしてくれ助かりました!

そして内臓を挟んだパニーニ「Lampredotto(ランプレドット)」が有名なお店「NERBONE」では、注文すると目の前でパンを切って調理してくれます。
ガイドブックに載っているので日本人客も多く、昼食時には地元のおじさん達も集まってきて大人気。
大混雑のなか、わたしたちもなんとか「Lampredotto(ランプレドット)」をオーダー!

牛の第4の胃袋を煮込んだというお肉はまったくクセがなくて美味しいー!

2階のフードコートに行ってみると、お昼どきということもあってたくさんの人でごった返していました。



人気店はかなりの人だかり!
どこも英語が通じたのでわたしたちもなんとかオーダーでき、注文したのがこちら。

こぼれてる…。
豆をペーストにしたスープで、上には焼いた野菜がのっています。


イカスミ味のライスボールで、中にチーズと卵が入っています。
そばにいたイタリア人のマダムが「それ何?」と聞いてきました。
イタリアでもあんまりメジャーではないのでしょうか。
ちょっと説明して「Try this?」ときいてみたら苦笑いしながら断られました。

ハムと大きなモッツアレラチーズ、それにパンやトマトなどの前菜。
チーズを切ってパンにのせたり、トマトと一緒に食べたりするとたっぷりとしたチーズがたまらなく贅沢な味。

トマトベースのパスタには粉チーズをたっぷりかけてもらいました!

人だかりができていた人気ピザ店のマルガリータ!やっぱり美味しかったです。
ピザ屋は人気で行列ができているうえに注文を受けてから生地を伸ばし、トッピングして焼くので20分ほど待ちましたが、目の前でピザがどんどんできて焼かれていくのも見ていて飽きなかったですよ。
④オーディオガイドが頼りになる!ウフィッツィ美術館は事前予約が正解

シニョーリア広場の奥にあるのが、フィレンツェに来たからにはぜひ訪れてみたい「ウフィッツィ美術館」です。
ネットで事前予約をしてお昼過ぎに訪れると、チケットを購入していない人達の大行列が!
予約をしててよかったー!
チケット発券所で発券してもらい、先ほどの行列の係員にチケットを見せると、大行列の横からするりと入場できました。

チケットがすでにオシャレ。

オーディオガイドは入場してすぐ借りれるブースがあり、日本語版をゲット(1人用で8ユーロ)。
2人用は10ユーロでしたが、常に2人でくっついていないといけないので1人用がおすすめです。
借りるときにはパスポートが必要だったので借りたい方はお忘れなく。



館内はフラッシュを使用しなければ写真撮影もOK。
ふとしたところにレオナルド・ダヴィンチの作品があったりするので見逃し注意です。
展示品の数が圧倒的に多く、わたしたちはかなりスピーディにまわったのですが、それでも3時間ほどかかりました。
⑤「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」で石鹸の香りにうっとり

世界最古の薬局といわれているフィレンツェの「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」。
1270年頃に修道士たちが教会だったこの場所のうしろの敷地で薬草を育て、修道士用の薬や香油、軟膏などを作っていたそう。
当時の修道士は労働も修行のひとつで、まじめに薬を作っていたところその品質の高さが注目され、1612年には薬局に。
トスカーナ大公のメディチ家から王室御用達の称号も得ており、現在では世界中に出店、日本にも支店があります。
入り口は小さくわかりにくいですが、扉を開けるとすごくいい香りが。

香水や石鹸、化粧品などが美しい内装の部屋の中に並んでいます。
店の片隅には各国語対応の商品リストがあり、これで商品を選べばわかりやすそう。

石鹸コーナーや香水コーナーなど、それぞれのスタッフの方に「どれが一番人気ですか?」と尋ねると親切に教えてくれました。
石鹸ひとつで10ユーロほどでお土産にもちょうどよく、わたしたちもとてもよい香りの石鹸を3つ購入。
帰りのトランクの中までよい香りになりました!
「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」の商品は、日本から通販で購入もできますよ。

フィレンツェにいったからには伝統工芸品の革製品を買いたい!
わたしたちはガイド本やネットで調べて、圧倒的に人気だったこの2店舗に行きました。
- Francesco Lionetti(フランチェスコ・リオネッティ)…日本語の店員さんもいるらしい
- Scuola di cuoio Firenze(皮革職人専門学校)…低価格で高品質の商品があるらしい
結果、どちらも口コミ通りの素晴らしいお店だったんです!
⑥日本語対応もしてくれる!Francesco Lionetti(フランチェスコ・リオネッティ)

Francesco Lionetti(フランチェスコ・リオネッティ)は、もともと高級ホテルの革の丁度品などを作成しているメーカーで、オーナーの趣味で革製品小物も作っているそう。

「地球の歩き方」でも大きく紹介されており、素敵な日本人の店員さんが商品の特徴などを細かく説明してくれ、見るだけではわからない商品の魅力を知ることができて大満足。

小銭入れや名刺ケース、眼鏡ケースはフィレンツェの伝統的手法で作られており、革を木型にはめ、伸ばしながらノリで成型されているため縫い目がないんです。
のり付け、と聞くと軟そうなイメージがあるかもしれませんが、実物の見た目は木製か?と思うくらいしっかりしており、それでいて手に取ると革のなめらかさを感じます。

わたしたちが購入したこの名刺入れも、ふたつのパーツがぴっちりと組み合わさってまさに職人技!
値段は40ユーロのものを「地球の歩き方を見てきました」というと割引があり38ユーロに。


このお店ではほかにもお財布2つを購入。

そしてこちらは縫い目がない眼鏡ケース。美しいです…。

この小物入れは店のすみに置いてあったのを発見して一目惚れ。
数年前に作ったのが1個だけ残っていたようで、このお店では小物生産がメインではないため、同じ商品を作ることはほぼないそうで、まさに出会いでした。
フタを閉めると「シュッ」という音がしてぴったり閉まるのがたまりません…一生大事にします!
「Francesco Lionetti」の商品は現地で買うよりちょっと割高にはなりますが、楽天でも購入できますよ。

次に訪れたのが、口コミでの評価がとても高いお店Scuola di cuoio Firenze(皮革職人専門学校)です。
名前のとおり革職人用の専門学校が革製品の販売も行っており、「サンタ・クローチェ教会」の裏側の元修道院の一部を改築して作られています。

こちらはレザージャケットなどの洋服もあり、小物も品ぞろえが多く、いろんなタイプの革製品から選ぶことができました。

わたしたちはこちらの小物入れを購入しました。
袋も可愛らしいので、お土産にも喜ばれそうです。
露店で売っている「MADE IN ITALY」は中国製?
フィレンツェの中央市場あたりでは、革のバックや財布を並べた露店も立ち並んでいますが、専門店を見たあとでは、品質の違いが素人の目にもなんとなくわかります。
革の色がやたらと鮮やかでべったりと染色しているものは革自体の品質の悪さを隠していることが多いそう。
大まかな作成は中国で行い、最終的な仕上げをイタリアでして「MADE IN ITALY」と表記していたりするとのことだったので、せっかくなら本物がほしい!という方はやはり信頼できる専門店に行ってみるのがおすすめです!
⑧イブランドのジュエリーが並ぶ!ヴェッキオ橋

フィレンツェの市内に流れるアルノ川に架かる橋の中でも、最古といわれる「ヴェッキオ橋」は1345年に建造されたものが今でも残っているそう。
左上にあるのがヴァザーリの回廊といって、ベッキオ宮とピッティ宮を結んでいるものです。
このヴェッキオ橋、昔はジュエリー店ではなく肉屋が多かったそうですが、肉を切り出して食べれない部分は川へポイッとしていたため悪臭がひどく、ヴァザーリの回廊を歩くメディチ家当主が肉屋からジュエリー店に変えてしまったといわれています。

その結果、今でもジュエリー店が多いんですね。
高級店がずらりと並んでいて、とにかくキラキラ具合がすごいです。
ディスプレイをのぞきながら歩き回るだけでも楽しめますが、狭い道に人がごったがえしていてスリの多発スポットらしいので見とれすぎないよう注意したほうがよさそうです…!
⑨5つ星ホテル「ウェスティン・エクセルシオール・フィレンツェ」でアピリティーボ

イタリアにはディナーの食前酒と一緒に軽くおつまみも食べられる「アピリティーボ」というサービスがあります。
おつまみはビュッフェスタイルで食べ放題になっており、最近ではおつまみが豊富なお店が増え、ディナーを兼ねて利用する人が増えているそう。
なかでも5つ星ホテル「ウェスティン・エクセルシオール・フィレンツェ」のアピリティーボはメニューも豊富で、景色もきれいらしい…!行ってみたい…!ということで訪れました。
18時くらいにいくとアピリティーボサービスは19時からと言われたので、とりあえずお店に入ってコーヒーを飲んで待つことに。

セットでついてきたクッキーまで美しく、そして美味しい…。
街を歩き回ったあとで疲れていましたが、美味しいコーヒーとクッキー、そして心地よいざわめきのある空間のなかで身も心もすっかり元気になりました!

コーヒー飲んだあとは、いよいよお酒タイム。
バーのスタッフにおすすめされた「サンセット」と、イタリアで生まれたハーブ系のリキュール「アペロール」を使ったカクテルをオーダー。

19時になると徐々に料理が運ばれてきました。
さすが一流ホテル、お料理のレベルが高いです…!

スペアリブなどのお肉メニューに加えて、パンやパスタなどもありました。

バーからはフィレンツェの街が一望でき、お料理をつまみながら、ゆったりまったりと優雅な時間を楽しみました。

「ウェスティン・エクセルシオール・フィレンツェ」は一流ホテルだけあって料金も少しお高め。
もう少しカジュアルなお店でもアピリティーボはあるそうなので、いろいろ探してみるのも楽しそうです。
⑩フィレンツェで火曜日に開催!「カッシーネの朝市」に行ってみた

フィレンツェで最も大きい朝市で、毎週火曜日7:00~14:00に開催される「カッシーネの朝市」。
観光客向けというより地元の人たちが通う朝市…というところに俄然興味がわき、トラムを乗り継いで行ってみました!
開催場所はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からトラムで2駅の「CASCINE(カッシーネ)駅」近くにある「カシーネ公園」。

サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のすぐ近くに「ALAMANNI(アラマンニ)駅」というトラムの駅があり、まずは自動販売機でチケットを購入。
画面上の「DENARO INSERITO」が入れた金額で、その下の「DENARO RICHIESTO」が請求金額。
右側の黄色マークでチケット数を増減させ、右側の黄色マークで確認・決定します(右下の赤色は取り消しです)。

これがチケット。
トラム内に黄色の打刻機があるので、乗車したらチケットを差し込んで時刻を打刻するのを忘れずに!

こんな感じのトラムです。丸っこくてかわいい。


「CASCINE(カッシーネ)駅」に到着!
公園内に駅があるので、ちょっと歩けば市場のはしっこにたどり着けます。

市場、どこまで続いているのか見えないほどに長ーい…!
全長2kmくらいあるそう。
到着した朝8時はちょっと早かったようで、まだ準備中のお店が多くお客さんも少なめでした。

お花屋さんや、

アクセサリー用のパーツ屋さんも。


そして一番?多かったのが洋服屋さん!
品質はお店や品物によって…というかんじでしたが、値段はとにかく安いです。

食べ物屋さんは少なめでしたが、カフェの屋台もあるので歩き疲れたら休憩できます。

ペットショップの屋台も!初めて見ました。

観光客は買えませんが、ペットショップには金魚も売っていました。

フレッシュな果物や野菜はとても美味しそう。
観光客向けではないため、買いたい…!というものには出会えませんでしたが、地元の人たちの生活が垣間見える市場でした。
ドゥオモ、アピリティーボ、中央市場…フィレンツェを満喫した3日間
フィレンツェに滞在した3日間は、ずっとのぼりたかったドゥオモにのぼり、ステキな革製品を購入し、中世時代の街並みの様々な表情に出会うことができた忘れられない時間となりました!
これから行かれる方も事前予約などをうまく活用しながら、楽しい旅を楽しまれてくださいね。
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