仏様が横になったスタイルの涅槃像(ねはんぞう)は、タイの寺院などが有名ですよね。
実は福岡の南蔵院にも、日本一大きい涅槃像があるんです!
福岡の観光名所!糟屋群笹栗町にある南蔵院
南蔵院は高野山真言宗の別格本山で、篠栗四国の総本寺として知られています。
福岡県糟屋郡篠栗町には八十八カ所の札所があり、「篠栗四国八十八箇所」として全国から参拝者が訪れる中で、南蔵院は一番札所なんですよ。
水が豊かで自然が美しい!南蔵院の魅力
境内に入るとたくさんの木々と小さな滝がいくつもあり、その豊かな水源に驚きます。
カメものんびり泳いでいました。
点在している巨石や洞窟の中には、祠や仏像があったりします。
川の上にかかったこの橋は、洞窟につながっていました。
中に入ってせまい道を進んでいくと…
鎖場があって、まるで登山のよう!
登りきると大きな岩の上にでて、橋を見下ろせます。
洞窟の中に作られている寺院は、入ってみると外気より温度が低く、ひやっとして神聖な雰囲気がありました。
涅槃像を目指して、階段をのぼっていく
境内の地図にあるとおり、入口から涅槃像まではちょっと距離があり、坂や階段を上っていきます。
ところどころにかわいい石造も。
道の途中の長いトンネルの両側には、たくさんの「なかよし地蔵」の銅板が見守っています。
この石造の横の階段を左上に登っていくと、いよいよ涅槃像です。
涅槃像の頭が見えてきました!頭だけでも迫力ありますね。
日本一の涅槃像!美しいお顔で、圧倒的な存在感
全長は41m、高さは11mで、ブロンズ製としては世界最大だそう。
南蔵院は長年ミャンマーやネパールの子供たちに医薬品やミルク、文房具などを送っていて、その返礼品としてミャンマー国仏教会議からお釈迦様、阿難様、目連様の三尊者の仏舎利の贈呈を受け、この涅槃像はその仏舎利を祀る場所として建立されたとのこと。
前からみると、そのお顔の美しさが印象的です。
お賽銭入れの横に螺髪(お釈迦様の頭についている髪)の模型が置いてありました。
直径30㎝ほどあり、これが688コ頭についているなんて、スケールの大きさが実感できます。
南蔵院は、きれいな空気と季節を感じられる場所だった
大迫力の巨大な涅槃像だけではなく、南蔵院は自然の豊かさも素晴らしく、季節の美しさを感じられる寺院でした。
駅からも近いので、お散歩ついでに訪ねてみてはいかがでしょうか?
南蔵院 詳細
開所時間:9:00~15:00(1月1~3日のみ休み)
所在地:福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1035
アクセス:JR城戸南蔵院前駅から徒歩3分